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昨日の東京WSは、参加者が過去最多の17名。参加して下さった皆さんありがとうございました!

流石にこれほどの人数になると、全員にドラムを叩いてもらうのは無理。身体を使うワークと演奏をミックスしながら、全員で感覚を共有してもらう進め方にしてみました。

少しずつ、笑いも取れるようになってきたぞ!(^^)

同じワークでも、仏頂面で深刻にやるより、笑いながらやる方が上手くいくんです。

出来てるのか?これでいいのか?合ってるのか?・・・などなど気になるものですが、身体に起きている感覚に集中することが最優先です。

評価、判断はそのあと!

腰の入れ方、肘の位置などは、見た目だけでは出来ているかどうかわかりません。そこで二人組になってもらって、相手の手を押したり、肩をぶつけたりして、対象物(ドラムの場合は楽器)に対して力がどのように作用するかを「検証」する、ということをやります。

個人レッスンではもちろんドラムを叩いてもらって「音」で検証しますが、身体操作を検証する方法は他にも色々ありますね。グループレッスンならではの、面白いところだと思います。

感覚を覚える作業は、一人ではできません。

出来ている人と「場」を共有するか、他人からのフィードバックをもらうか、どちらかが必ず必要です。

必要なのは、知識の積み重ねでも、教科書的な練習量をこなすことでもないのです。

出来ている人の感覚と「共鳴」することができれば、自分も出来るようになります。

それはちょうど、言語の自然習得と似ています。いくら英語を「勉強」しても、話せるようにならない人が沢山いる。

一方で、英語圏に住んでしまえば、話せるようにならない人はいません。

頭の良し悪しでも、能力の差でもないのですね。

「その場に身を置くかどうか」

そして、

「繰り返し体験するかどうか」

だけです。

これは文章や映像で伝わらない部分であり、目に見えない要素でもあります。

とても大切なのですが、あらゆる情報、教材において、しばしば抜け落ちているのですね。

レッスンやワークショップを、「繰り返し体験の場」として活用してください。そして、新しい感覚を「自然習得」してしまいましょう!

知識を積み重ねてより洗練するのは、その後で十分ですよ〜。

次回は大阪WS、4月7日(金)です!

http://www.reservestock.jp/events/178326/

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