今日はみんなにとって言葉では足りない大きな想いが溢れる日。
自分の立場でしか書くことが出来ないのでこれでいいのか分からないし、いろいろな気持ちが強すぎてまとまらないだろうけど素直に書いてみようと思う。
みんなのブログやつぶやきをみて、それぞれの状況はあるけど共通の想いがあると思った。言葉にできなくてそういうのを書かなかった人も多いと思う。
僕は今日ブルーマングループの仕事で六本木に行った。正直今日どういう気持ちで演奏したらいいのか何を伝えればいいのか分からなかった。ただ自分の状況を噛み締めながらロフトに上がった。
みんなそれぞれの想いを抱えてショーをしたと思う。僕はあの日から一年、今日同僚や満員のお客さんに支えられてステージに立てる幸せと感謝を噛み締めながら階段を登った。
震災ですべてが変わってしまった。なにも出来ずにビビりながらラジオを聞いてツィッターとにらめっこしてそのうちすぐに行動を起こす人が現れてそれをただ指をくわえてる見ているだけの自分に自己嫌悪に陥り、でも実際に被害にあって亡くなった人や遺族の方の苦しみはわからない。自分のミュージシャンという職業もなんて役立たずなんだと思った。無力感。
ブルーマングループのカンパニーも存続の危機に立たされた。いろいろあった。いろいろね。一年後はもちろん明日どうなるのかもわからなかった。それどころじゃなかったし。演者からビジネスサイドからスタッフからいろんな意見が出たけど誰も正解なんて知らなかった。
誰も今日を想像出来た人はいなかったと思う。
だから今日の公演は感慨深かった。満員のお客さん。福島から来られた方もいた。最初のペイントドラムで”絆”の文字が浮かび上がりいつもは起こらない場面で歓声が沸き起こる。ゾクゾクした。
ブルーマンもみんなもそれぞれの想いを伝えようとショーをしていた。上手く噛み合わなかったけどそのチャレンジがブルーマングループらしいと思った。僕もいつもの強すぎる自己顕示欲はどうでもよくなっていた。
ずっとみんなとやって来て正直ムカつくことや筆舌しがたい悔しいこともいっぱいあったけど僕らは結局ファミリーなんだと思った。
最後のbowで今日来て下さったお客さんと震災で亡くなった方々へ敬礼した。
ショーが終わってバンドメンバーで震災の募金箱を持ってロビーにミート＆グリートしにいった。募金して下さったお客さんに心を込めて”ありがとうございます”と言った。少しは自分も役に立っているのかなぁと思いつつも自分では何もしてない気もした。福島のお客さんが来て”福島から来たんです”と言った。僕はロボットみたいに”ありがとうございました”と繰り返す。正直なんと言葉をかければいいのか分からなかった。天皇陛下は被災地を訪れた際に励ますでもなく”がんばれ”と言うでもなくただ”大変でしたね”とおっしゃったらしい。ずっと、”ありがとうございました”をリピートする自分が凄く阿呆のように感じた。その方々に自分の想いを伝える言葉を僕は知らない。ミュージックディレクターのカナダ人に”もうすぐ千秋楽だけどまた日本に来て下さい”とおっしゃったお客さんもいた。
～～～～～～～～～～
今日は自分の出るブルーマンのショーが一回だけだったので、その後友達のライブに行った。
前に仕事で共演させてもらったchihiRoさんのJiLL-Decoy associationのアコースティックライブ。
今日はぶっちゃけ、行っても楽しめない気がしていて迷ったけど行って本当によかった。
ジルデコは今千葉ツアーをやっていて今日は船橋でライブをしていた。
youtubeでいろいろ見てて、アコースティックの見てみたいなぁと思っていて思い切って行ってみた。
僕はミュージシャンだしシンプルなアコースティックセットみれば大体想像つくので丁度いいと思ったけど、行ってみたら爆音のジルデコも聴きたくなった。
場所は吹き抜けのいい感じのレストランで二階でライブをやっていた。
アコースティックだったのでバラード多めだった。それもよかった。
ファンの方のリクエスト曲を何曲かやっていたんだけどそれが全部素敵で、、、。普段演奏する側的に”どうせ俺のプレイとか聴いてないでしょ”とか”まあわかんないでしょ”とか卑屈に思う事がままある自分を恥ずかしく思った。純粋に客の立場で聴いてみてファンの方達はよく聴いているんだなぁ。と痛感しました。
何曲か聴いているうちにジルデコ独特の雰囲気とか歌いまわしとか分かってきてそれも凄く気持ちよくて好きになりました。
あと今日あらためて気づかされた大事な事。ライブに行く客としては、細かい事（もちろんミュージシャンとしては常にクオリティを高める努力をしないといけないけど）はそれほど求めていなくて、それよりバンドが伝えてくる音楽のメッセージや、その時の会場と音楽とオーディエンスが一つになった時の空気にえらく心を揺さぶられるということ。
なんと言ったらいいかわからないけど今日のライブは酔わせていただきました。久々にちょっと泣いちゃった。
ありがとう！！
明日からまた新しい一年が始まるけど今日の気持ちをずっと忘れず前へ進もうと思います。
un rezo para alla. peace!!!
自分の立場でしか書くことが出来ないのでこれでいいのか分からないし、いろいろな気持ちが強すぎてまとまらないだろうけど素直に書いてみようと思う。
みんなのブログやつぶやきをみて、それぞれの状況はあるけど共通の想いがあると思った。言葉にできなくてそういうのを書かなかった人も多いと思う。
僕は今日ブルーマングループの仕事で六本木に行った。正直今日どういう気持ちで演奏したらいいのか何を伝えればいいのか分からなかった。ただ自分の状況を噛み締めながらロフトに上がった。
みんなそれぞれの想いを抱えてショーをしたと思う。僕はあの日から一年、今日同僚や満員のお客さんに支えられてステージに立てる幸せと感謝を噛み締めながら階段を登った。
震災ですべてが変わってしまった。なにも出来ずにビビりながらラジオを聞いてツィッターとにらめっこしてそのうちすぐに行動を起こす人が現れてそれをただ指をくわえてる見ているだけの自分に自己嫌悪に陥り、でも実際に被害にあって亡くなった人や遺族の方の苦しみはわからない。自分のミュージシャンという職業もなんて役立たずなんだと思った。無力感。
ブルーマングループのカンパニーも存続の危機に立たされた。いろいろあった。いろいろね。一年後はもちろん明日どうなるのかもわからなかった。それどころじゃなかったし。演者からビジネスサイドからスタッフからいろんな意見が出たけど誰も正解なんて知らなかった。
誰も今日を想像出来た人はいなかったと思う。
だから今日の公演は感慨深かった。満員のお客さん。福島から来られた方もいた。最初のペイントドラムで”絆”の文字が浮かび上がりいつもは起こらない場面で歓声が沸き起こる。ゾクゾクした。
ブルーマンもみんなもそれぞれの想いを伝えようとショーをしていた。上手く噛み合わなかったけどそのチャレンジがブルーマングループらしいと思った。僕もいつもの強すぎる自己顕示欲はどうでもよくなっていた。
ずっとみんなとやって来て正直ムカつくことや筆舌しがたい悔しいこともいっぱいあったけど僕らは結局ファミリーなんだと思った。
最後のbowで今日来て下さったお客さんと震災で亡くなった方々へ敬礼した。
ショーが終わってバンドメンバーで震災の募金箱を持ってロビーにミート＆グリートしにいった。募金して下さったお客さんに心を込めて”ありがとうございます”と言った。少しは自分も役に立っているのかなぁと思いつつも自分では何もしてない気もした。福島のお客さんが来て”福島から来たんです”と言った。僕はロボットみたいに”ありがとうございました”と繰り返す。正直なんと言葉をかければいいのか分からなかった。天皇陛下は被災地を訪れた際に励ますでもなく”がんばれ”と言うでもなくただ”大変でしたね”とおっしゃったらしい。ずっと、”ありがとうございました”をリピートする自分が凄く阿呆のように感じた。その方々に自分の想いを伝える言葉を僕は知らない。ミュージックディレクターのカナダ人に”もうすぐ千秋楽だけどまた日本に来て下さい”とおっしゃったお客さんもいた。
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今日は自分の出るブルーマンのショーが一回だけだったので、その後友達のライブに行った。
前に仕事で共演させてもらったchihiRoさんのJiLL-Decoy associationのアコースティックライブ。
今日はぶっちゃけ、行っても楽しめない気がしていて迷ったけど行って本当によかった。
ジルデコは今千葉ツアーをやっていて今日は船橋でライブをしていた。
youtubeでいろいろ見てて、アコースティックの見てみたいなぁと思っていて思い切って行ってみた。
僕はミュージシャンだしシンプルなアコースティックセットみれば大体想像つくので丁度いいと思ったけど、行ってみたら爆音のジルデコも聴きたくなった。
場所は吹き抜けのいい感じのレストランで二階でライブをやっていた。
アコースティックだったのでバラード多めだった。それもよかった。
ファンの方のリクエスト曲を何曲かやっていたんだけどそれが全部素敵で、、、。普段演奏する側的に”どうせ俺のプレイとか聴いてないでしょ”とか”まあわかんないでしょ”とか卑屈に思う事がままある自分を恥ずかしく思った。純粋に客の立場で聴いてみてファンの方達はよく聴いているんだなぁ。と痛感しました。
何曲か聴いているうちにジルデコ独特の雰囲気とか歌いまわしとか分かってきてそれも凄く気持ちよくて好きになりました。
あと今日あらためて気づかされた大事な事。ライブに行く客としては、細かい事（もちろんミュージシャンとしては常にクオリティを高める努力をしないといけないけど）はそれほど求めていなくて、それよりバンドが伝えてくる音楽のメッセージや、その時の会場と音楽とオーディエンスが一つになった時の空気にえらく心を揺さぶられるということ。
なんと言ったらいいかわからないけど今日のライブは酔わせていただきました。久々にちょっと泣いちゃった。
ありがとう！！
明日からまた新しい一年が始まるけど今日の気持ちをずっと忘れず前へ進もうと思います。
un rezo para alla. peace!!!