今年は、実家に帰らないので、ノンビリ。

家で、ダウンタウンの「笑ってはいけないアメリカンポリス」

を観ているうちにダンダラリンと年は明けた。

 

で、元旦。

昨年は、引越しがあったり、10月に捻挫したりで、

好きな冬なのに、全く茶飲みゲリラに行けなかった。

という訳で、とりあえず茶飲みゲリラ。

 

電車で高尾山にでも行くか?という話もあったのだが、

まあ人手ごった返しているだろうし、

とりあえず茶飲みゲリラの原点、多摩川。

 

天気は上々で、暖かい。下北沢から小田急で「和泉多摩川」。

駅から少し歩くと、

ひっろーい川原。さっそく攻撃。

ツイッターで、「正月休み、ユーコン川に来ています。」と、呟いた。

 

武器はもちろん、新開発超小型チタンマグカップ湯沸しシステム。

バーナーに大晦日に作ったストーブが良さげだったので使ったのだが、

やぱ火力があり過ぎ。熱効率やや悪し。

ま、しかしお湯は沸いて、コーヒー淹れて、

某隊員が実家からふんだくって来た甘甘バームクーヘンを食べた。

 

も、全然あったかくて、気持ち良くて、超お気楽極楽。

 

ま、休みの日に川原に来ると、

放し飼いで走り回る子供の表情が非常に明るい。

というのは、以前も書いた事があるが、やはり実感。

 

鍋にしたら美味そうな鴨がノンビリ群れて、

鯉こくにしたら美味そうな巨鯉もたくさん。

鴨はパンくずでも撒けば、簡単に捕れそうだ。

「おーい、ネギ買って来いや。」と言いそうになったが、

土手には、巨文字で、「禁猟区!」。

 

わざわざ書いてあるって事は、獲るやつが居るって事か?

 

カイツブリ?も群れていた。潜って漁をしている。

小ぶりなので食いでは無さそうだ。

 

さてどうしようか?

土手を歩いて小一時間の京王線の駅を目指しても良いし、

狛江に戻って、探検しても良い。

結局、歩いて狛江に戻る事にした。

 

和泉多摩川から狛江は、あっという間。

駅の横に、

お寺を発見。泉龍寺。

曹洞宗。道元さんはご贔屓だし、中を覗いても人も少なく、

初詣する事にする。

鐘楼。ま、正月だけだろうけど、鐘は自由に撞いて良い。

雑木林に囲まれた静かな良いお寺でしたよ。

 

駅で、元旦無計画茶飲みの成功をドトールのコーヒーで祝して、

この茶飲みはしうりょう。

 

その帰り道、「車で山の方行くなら今日しかないな、、、。」

という考えが、むくむくと頭をもたげた。

5日から仕事。2日、3日は帰省ラッシュ、、、。

5日に仕事始まったら、空くのは12日以降、、、。

 

我慢出来るかな、、、?いや出来はしない、、、。

 

ウチに帰ったのは夕方。

ま、どうせ行くなら真っ暗な中で凍えたい。凍えながら、お汁粉食べたい。

 

以前、ブラックバス釣りにはまっていた頃、冬でも霞が浦の奥の北浦に出掛け、

早朝から一日中釣り歩いた。

ガソリンストーブのスベアを持って行って、お湯沸かして即席のお汁粉をよく食べた。

まー、冷え切って食べるお汁粉の美味い事美味い事。

今回MSR ウィスパーライト インターナショナルが、メンテしたて!

どうせなら新兵器ブーシーバッグも試そう。

が、まあ雨の予報はなく、同行隊員も1人いる事から、

ツェルトをブーシー代わりに被る事にした。

 

おー何か、年末からやっていた事が、ことごとく上手くはまって行く。

渋滞情報も大した事ない。

 

んで、夜中、車で小一時間のある山の裏側へ。

 

着いて、車から出たとたん「あれ?ライトアップしてんの?」

真っ暗闇のはずが、異常に明るい。見上げると月が煌々と輝いている。

んまあ、山の夜道も好きだが、これほどの月明かりは経験ないね。

あとから調べたら地球と付きの距離が一番近くなる

「スーパームーン」の前日だった。これまたラッキー。

 

ヘッドランプを点けて、少し歩いて、沢の横の少し開けた場所。

こういう場所はねえ、いくつか探してあるもんね。

 

さっそく攻撃。

ウィスパーライトをセットして、手作り予熱器にアルコール入れて予熱。

燃え尽きた頃にバルブを開けて本燃焼。

小ぶりな網載せて、

お餅を焼く。

ウィスパーライト強力なんで、餅焼けっかんなあ。

 

ゆで小豆のパックを鍋にあけ、水で溶いて煮立ったところで、

お餅投入。

出来。

あんこには緑茶でしょ。お茶用のお湯も沸かす。

 

ウィスパーライトがある分には熱源にはなーんの心配もない。

鍋も出来るし、煮込みうどんも出来る。

燃料は灯油。リッター100円行かんぞい。うほほーい。

 

問題があるとすれば、ガソリンスタンドで、

「あの、、、灯油1ℓ下さい。」というのが少々恥ずかしいくらいである。

それ以上買っても使い切れなくて劣化させるだけなんで、、、。

 

もとい。

食ったぞん。美味かったぞん。だーれもいないマイナス何度かの林の中で、

月明かりに照らされながら食べる、お汁粉とお茶。これほどの贅沢があろうか。

 

その後、同行隊員とツェルトも被って、ビバーク実験。

しばしあって、ま、やる事もないので、「帰ろか。」「帰ろ。」

が、ツェルトから出ると寒い事、寒いこと。「出、、、出たくない、、、。」

やぱ、風が遮られるっていうのは偉大な事で。

 

が、まあそうも言っていられないので、撤収。

同じく月明かりの山道をちょっと歩いて帰って来ました。とさ。

 

帰りの車の中で私は叫んだ。

「あーーーー!気が済んだ!!」

 

いや、最高でしたよ。今年の元旦。