高校生の時、流行にも乗れない、友達も少ない、精神的にも大人ぶって
物理的にも精神的にもマイノリティだった。ついでに金もなし。

そんな感じだったから、クラスでの意見が通ったためしがない。
いつも多数決で決めるからだ。

高校生にもなれば多数決というのは、
それで決まれば、どんなに反対でもその決定に従う、
くらいは理解していた。

だけど、常に意見が通らないこちらは面白くない。

そんな時にとった行動といえば、
ボイコットか、そんな決定は認められないと抗議すること。

マジョリティはというと、そんな抗議活動を冷ややかに
見つつ、これといってなんにも行動せず。


高校生の頃は常にマイノリティだった自分も、
大人になってなんの変哲もないマジョリティになった。
全く嫌な気がしない。10代の頃の孤独感に比べれば、
マジョリティであることに安心する。

30代も半ばになってきて、社会常識を身に付けて
少しばかり普通の大人になってきたかなとも思う。

今学生運動をしている方々も15年もすれば、
なんの変哲もないマジョリティになるのかも。
それもまた一つの社会貢献だと思う。


ま、自分は全くもって貢献してないのですが。