2000年、アメリカのダンスカンパニー、ピロボラスと創作を行い、 オフ・ブロードウェイで3週間のパフォーマンスを行なった。その後、びっくりするようなオファーがあったりして、アメリカにフォーカスしていた翌年。
NYで9.11のテロが起きた。
それ以来、世界を憂える中で創作し、 パフォーマンスする覚悟が生まれたと思う。
それから20年。世界的なウイルスの感染やウクライナ侵攻が起きた。
この2年半、ネガティブな感情が支配しそうになっても、常に気持ちの良い仲間と向き合って乗り超えてきた。
そして、およそ3年ぶりにジョージアでの海外公演を終えて帰国した。
Dreams about Japan(1998年初演)
世界的なプリマ、ニーナ・アナニアシビリによる作品。振付はアレクセイ・ラトマンスキー。
音楽は鼓童時代のLION、山唄、月の精、千里馬、海流、燎原之火、族で構成。
ジョージアではロシアから、そして、 ウクライナから逃れてきたダンサーも混じって太鼓の音でひとつになって踊った。
Becoming one with taiko♪
戦うとか守るではなく、コミュニケーションを取る能力を磨く。 それを強く、強く感じた旅だった。
益々リスクが高まるかもしれないし、甘くはないけれど、 改めてスタートラインに立ったと思う。
場を作って下さった在ジョージア日本大使館、ニーナ・ アナニアシビリさん。
見事な身体能力と躍動感で魅了してくれたジョージア国立バレエ団のダンサー。
そして、 1ヶ月前に確定するまでスケジュールを押さえて、 完璧なパフォーマンスをしてくれたレオクラシックスのメンバー に感謝します。
ありがとう♪
Photo: Yasuhiro Yoshimura / Georgia