ども、こんにちは。高インボムです。
そんなこんなでレッスンでも時々おこなっている『片足立ち』。
健康促進や身体能力向上のエクササイズ/トレーニングとしてスポーツ関係やリハビリ関係の機関ではよく取り入れられているものですが、いつでもどこでも手軽におこなえる上に色んなメリットがあるので、ウチのレッスンでもカラダ系のエクササイズとしてオススメしています。
片足立ちの効果
片足立ちを練習することによって期待できる効果は色々ありますが、そのうちのいくつかを挙げると、
- バランス感覚
- 下半身の土台
- 体幹力
といった、カラダにとって重要な要素を養えることです。
それぞれ簡単に解説してみます。
①バランス感覚
ドラムや楽器演奏に限らず、あらゆる身体操作を考える上でバランス感覚が重要な要素であるのは言うまでもない事ですね。
力ではなくバランスで身体を支える事が出来ると、姿勢を保つために余計な力を必要としなくなるので、脱力にも繋がります。
また、身体の動き(脱力を前提とした身体の動き)とはバランスを保つことと崩すことの繰り返しとも言えるので、バランス感覚はスムーズな動作そのものにも関係します。
バランス感覚を養うことは身体の静的/動的どちらの面においてもメリットが大きいので、それを手軽に養うことができる片足立ちは身体能力を向上させたいと思っている方にはとてもオススメです。
②下半身の土台
身体を動かすことの基本といえば歩くことや走ることですが、歩く/走るという動作がラクにスムーズに行なえるためには足裏や股関節がうまく機能している事が大切です。
その足裏や股関節は、下半身の土台を形成して上半身を自由に使うためにも大事な要素になりますが、片足立ちはそういった部位の機能や感覚を強化する要素もあります。
また、歩いたり走ったりする動作は片足立ちの連続とも言えるので、下半身の土台という側面や歩く/走るという身体操作の基本から考えても片足立ちを行なうメリットは大きいです。
③体幹力
体幹部の強さは、脱力も含むバランス感覚と下半身の土台、そして姿勢を作るためのインナーマッスルの掛け合わせで成り立っていると考える事ができます。
例えばアスリートの方などで体幹力の強い方々を見てみると、体幹部の表面的な筋力が特別に強いというわけではなく、上記の点が優れているように思います。
片足立ちは脱力を含むバランス感覚と足裏や股関節といった下半身の土台を養う事ができる上に、姿勢を保つために身体の芯や張りを意識する事にも繋がるので、自然と体幹力も養う事ができます。
まとめ
というわけで、いつでもどこでも出来るエクササイズ『片足立ち』について書いてみました。
メチャメチャ地味だけど、健康の維持/促進や身体能力の向上を考える上で様々なメリットがある片足立ち。
ドラムをやる人はもちろん、楽器を演奏する人や歌をうたう人、スポーツをしている人も運動不足な人も、姿勢を改善したい人から身体能力を向上を目指す人まで、要するに全ての方にオススメのエクササイズです。
僕も長年日々のエクササイズとして取り入れていて、その効果を実感しています。
注意点としては、片足立ちになった時に膝や腰が曲がったり反ったりせず真っ直ぐになるようにして、足裏や股関節に上体が乗っている感覚があると良いかと思います。
また、手放しではバランスが取りにくい場合は、壁や手すりに手をついて行なうのもアリです。
それと、あまり長時間やり過ぎると股関節やその周りの筋肉に負担がかかるので、慣れないうちは一度にやる時間は程々に留めておき、日々のエクササイズとしてこまめにやるのが良いかと。
また、シンプルな片足立ちに慣れてきたら、股関節を使いながら足指・足裏の機能/感覚を養えるこのようなエクササイズ(タオルエクササイズ)もオススメです。
僕も精進していきます。
では、本日はこれにて。
サラバオヤスミマタアシタ!