4年ぶりにイタリアでの公演が控えています。「けものみち」というタイトルでコモ湖の太鼓グループ”Sanbiki no taiko-uchi ”と田所いおりさんとでステージを作ります。
これまでイタリアらしくゆ〜るゆ〜ると進行してきて、いよいよ公演月となったらグイッと巻いてくる感じ。
ホールの諸事情で急遽演出を変更しないとならなくなり、「もっと早く言ってよ」と日本的思考で受け止めつつ、その追い込まれ方は何度も経験してきているので懐かしさを感じています。
ミラノ公演(ノーマ劇場)オフィシャルサイト
そのイタリア公演直前に組んだソロライブ「衝動」は、それこそコロナ禍の中で人生初体験で調子に乗ってツアーまで組んだ時以来のフルソロ。当時とは世の中が変わったし、あの頃の失うものは何もないという挑戦とは違って、「今、自分は何ができんの?」と思うくらい冷静に連日スタジオで太鼓を叩いています。
「衝動」ライブ詳細
そんな私ですが、イタリア公演後の自分をイメージできているところもあります。と言うのも、ホントに世界を旅して生きてきたし、その影響で自分の音楽が作られてきたので、今回の旅の影響も行く前からうっすら見えています。
昨年から色々とチャージされてきたであろうものが、外から刺激を受けることでドヒャーッ!と出てくるのではないかと。そして、新しい世界=Another Worldを作ってみたい、見てみたいと。
ところで、イタリア公演のタイトル「けものみち」は、野生動物が通ることでできた道のことですが、「平穏無事な生活とは違う人生や生き方をする」という比喩でも使われます。
はい、まさに私です。そんなイタリア公演前のソロライブは、旅支度のようにリズムを見繕っています。