2019.9/30 音楽やアートのあり方を問い直す事は生き方を問い直すことだ。

音楽やアートのあり方を問い直す事は生き方を問い直すことだ。競争や奪い合いという生き方を誰かに植え付けられた世界で、利用されている事に気付いたとき、そんな勢力はその瞬間に黙殺する事ができる。共に生き、与え合うことによって成り立つ世界を生き方で実践していく事で、人類は新たなステージに進化する。「便利」だと思い込まれていたほとんどの物事は、それを遥かに上回る膨大な失ったものと比べるとほんの僅かでしか無い。人類の精神の進化のためのテクノロジーを利用するために必要なエネルギーは、ほとんど自分と世界の隣人が「楽しい」事や「気持ちいい」事をするだけで賄えるものだ。
たとえばティッシュやトイレットペーパーの原料や、コンクリートのビルを建てるときに型枠として使い捨てられるコンパネなどの木材は、東南アジアの原生林を、そこで昔から生活をしてきた先住民の文化や生活を破壊して伐採され、輸入されている。この場合、奪われた先住民の歌や踊りといった文化は、「楽しい」ものである。一方、使い捨てられる紙や木材は、「便利」なものになるが、そもそも果たしてそうなのだろうか。そう思われているだけかもしれない。トイレは、東南アジアでは水と手で洗い流す方式が主流だ。自分はその事と、紙の原料の産地の人達が文化を奪われている事を知ってから、トイレットペーパーとティッシュを買わなくなり、10年以上経つ。水で洗い流す方が気持ち良いので、紙だけでは気持ち悪くなった。使い捨ての紙を使う事が当たり前だという風に、親や社会の人達から教わって育ったが、彼らは先住民の事を知らなかった。だがそれを知った時に、どちらの方が大事なのかを考えて、全員がそれをやめる事ができたら、世界は変わる。その森林は伐採される必要がなくなり、異常な気候変動は抑えられるし、先住民の歌や踊りや楽しい生活は守られる。製紙会社は倒産し、経済は破綻するが、人類と生物の幸せの総量は上がり、地球は守られる。
戦争が無くなれば今の世界経済が破綻するのかもしれない。もしそうなら今すぐに破綻してもらっていい。
人から奪おうとする勢力が、今まで通りこれからも巧妙な手口を考えるだろう。しかし人々が精神の解放と進化のために楽しく生きる事を選んで生きて行くだけで、それは軽く超えていける。

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