大村亘 ドラマー/作曲家
by koomuraa
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消費される音楽。そうでない音楽。
資本主義の燃料ってなにかなって考えたら消費なんですね。
これを大筋だと仮定して異議を唱える人は殆ど居ないかなと思います。
そして、今の世界はそれをフィードされるエンジンがマックスで稼働した末オーバーヒートし始めてる様にも感じます。
数字が結果を出す。
テストの高得点。
売上高。
GDP何%上がってるか。
利益は。
言い方は違えど全て数字の結果を求められるところに集約する。
そして、文化や芸術はそれらに沿った人々の意識が反映されるので、マジョリティー(大衆または大勢の人々)はそれらに動かされ、その動きが弾き出す数字(売上や再生回数、ひと昔前まではテレビが市場独裁してたので視聴率ですかね)の印象で何が価値があるか自動的に決められていく流れが出来上がっていく。
自分で選択しているようでも、そうでない現実世界が展開しているのが今を生きている一つの設定条件なのかなと思う特異な時代、そしてある意味価値観の変換期なのかなと思います。
大量に消費される=売れる
とすると、
さほど消費されてない=売れない
ものとされます。
音楽も売れてるものとそうでないものがあり、
こと表現芸術においては必ずしもクオリティーが売れるものに繋がるとは限らない。
あるもの凄く売れているアーティストが、
『日本ではサビがない音楽は売れないから。』
と事の本質を突く事を言っていました。
つまり、ある法則、型に準じていないと大勢の共感は得られない。と言う風に解釈出来ます。
ではその型を逸脱すると、
『なんだろう、これ?』
『よくわからない。』
のゾーンに落とし込まれやすいのかもしれません。
それはある意味無知性の時代の象徴かもしれないと、心配になる事もあります。
何故なら知性とは、あらゆる現象に対し自ら考え、観察し自ら持ち合わせた知識と照らし合わせて答えにならない答えを導き出していく事。
ダヴィンチ、タゴール、ソローなど時代を象徴した知の巨人たちはこれをよく理解していたと思います。
ブルース・リー。
格闘家よりも哲学者として敬意を払う自分としては彼の下の言葉、
『型を持つな。水のようになれ。水はカップに入ればコップになる。花瓶に納めれば花瓶になる。何よりも静かにも振る舞え、何よりも荒く猛々しくもなる。型を持つな。水の様になれ。』
という言葉が好きですが、今の時代に必要なアドバイスかなと。
マクロで起きてる現象と、ミクロにしか過ぎない僕達一人一人の個体は何を感じ何を体感しながら生きていくのか。
無理に形におさめると、壊れてしまう事もあるので。
型のない美しい音楽の追求を今後もしていきたいと思います。
その為には型や基礎への回帰もしっかりしていかないといけないので、何事も廻っています。クルクルと。狂々と。
輪廻ですね。
by koomuraa
| 2020-01-07 18:20
| thoughts