2019.10.23(水)
イラク レポート #1
BABAGANOUJ PROJECT 2019で、9/29〜10/5までイラクのクルド人自治区アルビール(Erbil)を訪問しました。
アルビールはイラクの北部に位置する街で、このエリア一帯がクルド人自治区となり、イラク中央政府とは
違う、ある程度の独立性を持った地域とされています。
街はとても安全かつおだやか。人々もやさしく、すれ違う時には気さくに声をかけてくれるような親しみ
やすい土地柄です。
日中の熱さを逃れて、夕方から夜にかけてはたくさんの人が街にくり出し、夜は市場の周りはこのにぎわ
い。
中東と言えば、戦争、テロなどの危険なイメージを持たれる方も多いようですが、現在のイラク・アルビ
ールにおいて、そのイメージが当てはまることはありません。どんな時間でも安心して街を歩けるという
治安のよさは格別でした。
食事はとてもバラエティーに富んだもので、野菜、肉、魚、穀物、果物、そのどれもが新鮮で美味しい。
左からシャワルマ(ケバブをうすいパンに挟んだもの)、付け合わせの野菜、ナッツ類、ホブス(薄焼きのパン)、
マスグーフ(鯉のグリル)。どれもスパイスは控えめで塩味も濃くないので、食べやすい!
他にも、ひよこ豆のペーストや、ルッコラのサラダなど、品数が豊富でとてもゆたかな食卓です。
そんな街アルビールを舞台に、多くの人と出会い、音楽を通して触れ合い、深い歴史の一端を教えてもらう
機会にも恵まれました。詳しくは続編にて。ただこのおだやかな営みは様々な歴史の上になりたっている事。
そしてこの地に身を置いてみると、見えてくる自分の国のこと。
このブログを通して、少しでも身近に感じてもらえるトピックになってもらえればと思っています。