はじめに

 

ライブにお越し下さる方々の目的は様々であります。

歌や演奏を聴きにいらっしゃる方、美女やイケメンを拝みにいらっしゃる方…

その目的は千差万別かと思います。

 

その中でも、セッションミュージックは

演奏そのものを楽しむ事がメインのライブと言えます。

照明や映像演出などの演奏以外の部分を取っ払っていますので、特にご自身で楽器を演奏する方が楽しめる様なエンターテイメントだと思います。

 

楽器を演奏されない方にとっては少し踏み込みづらいジャンルですね。

セッションミュージックは楽器演奏をする人の為の音楽と言ってもよいかもしれません。

 

ですが、大丈夫です。

「言葉で喋る事」ほど説明がし易いものではありませんが、演奏者達は楽器から発せられる音を声の替わりにして歌って・あるいは会話をしているだけなのです。

 

もちろん、言いたい事を言う為には言葉を覚えなければいけませんね。

それが楽器にとってはコード進行であったり、音色だったり、リズムの取り方だったりするわけです。

 

今回はその中でも以下の3つに絞って曲の説明をしていこうと思います。

 

 

・曲の進行・リズムの取り方・曲の特徴です。

 

 

・曲の進行

 

インストの曲にも、歌のある曲の様にAメロ→Bメロ→サビの様な流れがあります。

インストではこれを

 

Aセクション→Bセクション→テーマ(サビ)

 

と称する事が多いです。

これに加えて、特徴的なリズムのキメや各楽器のソロセクションがあります。

歌が無い分、楽器がメインですのでこれはインストミュージックにおいては

ごく自然な事になります。

楽器の主張ですね。

 

 

・リズムの取り方

 

インスト曲には変拍子をふんだんに使う曲も多く見受けられます。

おそらくここが一番、セッションミュージックを

一般的に聴き辛くしている要因だと思います。

 

言葉と同じで、リズムを1・2・3・4で覚えた人は

1・2・3・4・5という風にリズムを取る事には慣れていません。

 

フランス語を生まれつき話さない人が

発音から習得するのに苦労をする事と似ています。

 

慣れてさえいれば、あるいは、幼い頃から触れてさえいれば何て事は無いのですが、後から習得するにはいささか努力が必要になりますね。

 

・曲の特徴

 

インストの曲は幾つかの分類に分ける事が出来ます。

大きく分けるならば表現をする音楽なのか、演奏を楽しむ音楽なのか、

といった所でしょうか。

 

表現をする為の曲とは、例えばベートーベンの「月光」といった月をモチーフにしたものや、キース・ジャレットの「i loves you porgy」の様に妻への愛情を表現するものが例になります。

 

このような楽曲には、基本的にはソロセクションなどの

決められていない自由な事を出来る所」がありません。

 

作曲者の意図を汲み取って、その曲のモチーフなり、感情なりを

自分なりに表現する事が多いです。

 

僕の仮BANDの楽曲では、Snow flakesがコレにあたりますね。

ソロセクションありますけどね(笑)

 

 

 

それとは違うのは楽器を演奏する事がメインの楽曲です。

こういった曲達は何かを表現するというよりは、

みんなでワイワイ演奏して楽しもうよ、という事がメインになります。

 

まさしく、演奏者の為の音楽だと思います。

その為ソロセクションも一通りメンバーみんなで順番に演奏していったりします。

表現をする事よりは演奏する事自体にに力が入るので変拍子であったり、やたら早いソロだったり、なんか分かん無いけどヤバイ事してる的な事が増えます。

 

仮BANDではchukuがコレにあたります。

今でも叩いててムッッッズ!って思います。毛が抜けそうになります。

誰かさんみたいに(笑)

 

 

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