ドラマー森本太郎の日記

神戸在住のドラマーの日常

睡眠

最近睡眠アプリを使うようになったのもあり、2年ぶりくらいにこの本を再読しました。

自分がこれまでに睡眠に関してどれほど誤った認識を持っていたかを教えてくれた本です。
20年くらい前に読んでたら多少は生活の質が上がってたんじゃないかと思えます。


私は2002年末に留学から帰国して以来、早朝にバイトして午後からの時間は音楽活動に充てるという生活を十数年続けていました。ライブを終えて帰宅すると夜中ですが、それでも5時に起きてバイトに行ってました。当然慢性的な睡眠不足になりますし、実際常にしんどい感覚がありました。
それでも気合いで頑張ってましたが、かなり効率が悪かったみたいです^^;


この本で私が一番衝撃を受けたのはこれ。

スキルの練習をやめてからも、脳は独自に練習を続けているということだ。そしてこの脳の練習は、寝ている間しか行われない。 練習が完璧をつくるのではなく、練習し、その後で一晩ぐっすり眠ることが完璧をつくる のだ。

練習してもできなかったことが、数日経ったらなぜかできるようになっていたということが、楽器を練習したことがある方なら経験あるかと思います。
私は自分の脳に十分な練習時間を与えていなかったのでしょう。
そして、

スキル習熟の要であるスピードと正確性の向上は、ステージ2のノンレム睡眠と直接的なつながりがあった。8時間睡眠の場合、とくに最後の2時間がカギになるようだ(たとえば夜の 11 時に寝たのであれば、朝の5時~7時の間だ)。中でもとくに大切なのは、最後の2時間の間に現れる睡眠紡錘波の数だ。

8時間眠る日なんてあまり無かったので、ほんとに効率悪いことをしてたんだなと思います。
部活の朝練とかも再考した方がいいかもしれないですね。

6時間睡眠を 10 日間続けると、 24 時間起きていた人と同じレベルにまでパフォーマンスが低下した。

数ヵ月から数年にわたって慢性的に睡眠不足の人は、低下した自分の状態に慣れてしまう。反応が鈍く、ぼんやりしていて、エネルギーが低い状態が、自分の普通だと思ってしまうのだ。

これも以前の自分に当てはまります。
気合いではどうにもなりませんね。
稀にショートスリーパーの人もいるみたいですけど、その確率はかなり低いとこの本にも書いてました。


ここ4年くらいは昼間に日光を十分に浴びて、よく歩き、と良い睡眠のための習慣が確立されてます。
まだ子どもが小さいのでなかなか万全の状況ではありませんが、睡眠時間は以前と比べると格段に増えています。
過去の時間は取り戻せませんが、これからの生活の質があがるようにしっかり睡眠をとっていきたいです。

他にも睡眠に関する情報が盛りだくさんなので、読んだことのない方には是非読んでいただきたい本ですよ。