わしのまま

ラテンパーカッショニスト「とくじろう」のブログ

一区切り 恩返し 行き先

 


Somos Salseros ~Talk, Dance & Music~ vol.01

※ 10:16〜本編開始

 

いや~~~、、、やっと終わった、というか、終わってもうた、、、というか。。。

 

9月のvol.00、で、先日のvol.01と、今年の7、8、9月はほぼこれ1色。

 

自分がやろう言うといてからに、何回も心が折れそうになって。。。

 

そもそも、メキシコでレッスンの帰りだったかに、「あ。わし、この音楽ずっとやってくんや」て不意に思って、さしずめEvangelista de la salsaやなあ、とかなんとか思てたあの頃。

 

卵が先か鶏が先かやないけど、その思いに導かれたんか、歩いて来た結果そこへ辿り着いたんかは分からんけど、ラテンセッションを始めてみたり、こんな企画を思い付いてやり始めてみたり、まさに伝道師みたいなことになっとるがな。

 

わしが一番しんどかった20代半ば、軽いうつで気が付いたら笑えんようになってて、頭で考えてるように発語できへんようになって、とにかく世界は白黒やった。

そんな時に出会ったんがうちのひと。

で、出会ったんがサルサの現場やった、ってこともあって、「サルサ」っていうもんに恩を感じてるところが少なからずあるんやな。

 

イヤな思いもそこそこしたけど、かけがえのない大事な人たちに出逢ったのもサルサであり、ラテン音楽

 

自分がサルサっていう音楽シーンに入って行く時にものすごい苦労したさかいに、そんな思いを持った人らが集まれる場所を、と思て始めたんがラテンセッション。

 

もう10年以上も前から右肩下がりで、ここ何年かのうちに加速度的に失速してるこのサルサやらラテン音楽を取り巻く環境をなんとかせんなって思い続けてて、いよいよやなってことで決心したんがこのSomos Salseros。

 

ラテンセッションがまる10年ていう区切りの年にこの新しい企画。

わしの中ではどっちもつながってて、根っこはおんなじなんよな。

だから、個人的にはラテンセッション10周年のスペシャル企画的な思いもある。

 

それにしてもほんまに、よくよくわしゃお人好しというか馬鹿というか、、、ひとのことばっかり。。。

わしゃそんな人間ちゃうっちゅうねん。。。

これがカルマっつうもんなんかな。わしの今生の。

 

まそれはさておき、今回の企画はなんとなく自分に一区切りをつける、、、いや。

この企画で一区切りをつけたい、のかな。

これまでお世話になってきたこの音楽に、仲間に、お店に対して、恩返しというか。。。

 

正直、今回のイベントが無事カタチになったら死んでもええ思てたし、思てる。

これまでの恩を返すというにはあまりに微々たる額やったけど、ある程度みんなにも還元できたし。

今この瞬間でもええ。

わしが生きた痕跡が、ちっとは残せたような気もするし。

 

他人にとってはとくになんて事のないただのイベントのひとつが終わっただけ。

でも、自分のすべてを注ぎ込んだものが終わった今、もう10日は経つっていうのに、まだ心が空っぽのまんまで、ただ時間が過ぎて行くだけ。。。

 

 

ラテン音楽の世界に身を置いてもう早ふた回り。

わしは次はどこに向かって1歩を踏み出すんやろうか。。。

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