前回はGROWからOODAループにフレームを変換し、Observe(情報収集)、  Orient(状況判断)から  このような目標をDecide(決断)しました。
 
【目標】
・A「ドラム 意識的にクリックに対しジャスト、もしくは後ろに打点をつくる」
・B「ティンパニロール移動前の波形の隙間を埋める」
・C「長座対前屈で足の指をつかむ(膝はしっかり伸ばしたまま)」
・D「ビジネスフレームワーク20個以上試す」
 
 
この目標に対して課題を行う前(before)はこのくらいの差がありました。
・A「BPM120の64分音符一個分くらい」
・B「移動前の2発分くらい」
・C「約15cm」
・D「あと15個以上」
 
次はこの差を0に近づけるべく行動(Act)する
プランでいうと
③適度に負荷のかかる課題を与え追い込む。
になります。
 
ポイントは「どんな課題を提案するか」 
この一点に尽きます。
 
通常のレッスン(ティーチング)では
「先に正解(お手本)を示す」「できるまで反復練習をする」「遅いテンポから段々早くする」などの選択肢が考えられるでしょう。
 
コーチングにおける問題解決のパターンは「問題の細分化」をすることが多いようです。
今回は実験も兼ねているので正しいかどうかわかりませんが、僕の問題点である「はしる」をロジックツリーというフレームワークにかけてみました。(ロジックツリー、フレームワークについてはまた別の機会にまとめようと思います。)
 
 
 
 
字が汚い笑 
でもかなり興味深い結果が出てきましたよ。やってみる価値はありそう。なんとなくやるべき課題は見えてきました
今回セルフなので仕方ないけど、人によって出てくるワードが違うでしょうから クライアント本人とコーチがそれぞれやってみて重なった部分を共有し、思いもよらない発想は互いに受け入れたりすると結果に繋がるような気がします。
 
ここで注目したいのは写真の一番上のラインに書いてあるロジックです。
 
走る→体質→変わらない→受け入れる→肯定的に捉える→個性
 
要するに自分が気持ちよいタイミングで叩くと波形がクリックよりも前なのは、僕が日本人男性でA型、色盲で好きな女性のタイプは◯◯ と同じように、本来持っている体質、性格、性癖と同じで本質的には変えられないものであるという事を一度受け止め、個性として肯定的に捉えるという解釈です。
 
ビジネスフレームワークでは自社のウィークポイントは回りの環境や市場の動向によっては「改善」か「撤退」を考えます。強引に進めることで余計に損失を出すこともありますから
 
スポーツでも元々控えのピッチャーだったけど俊足と強肩を活かせる外野手にコンバートしたり、強いライバルがいたら少し無理して体重を調整し階級を変えたりしますね 
 
実際こんな僕でも若い頃から「お前走るなぁ」とか言われながらもここまで仕事をしてこれたわけだし、ミュージカルやオケ中のドラムなんかでは逆に「前で捉える感覚」が重宝されたりする現場もあったりで ポジティブに「長所」として捉えようと思えばできなくもないんですけど、現場によっては一人だけ前に突っ込んじゃって恥ずかしい思いをして 次呼ばれなかった なんてこともありました。こんな風にだんだん現場も淘汰されていくだろうし、無理に本質を変えなくてもいいかもよ?と一度立ち止まって考えます。
 
「撤退」か「改善」か 
自問自答した結果、ロジックツリーにも書き出した「自覚して修正する」で行くことを再確認(写真の漢字間違ってます×確→◯覚)。やはり色んな現場に対応できるようになりたい!
さらにモチベーションを上げて課題に取り組む覚悟ができました。
こんな思考もレッスンではなかなか見られないコーチングならではの視点でしょうか?
 
もう一つの技術的な問題「ティンパニロール」については、今度はピラミッドストラクチャーというフレームで理想の形をあぶり出してみましょう。
 
 
 

先ほどのロジックツリーと似ていますが、結論がはっきりしている場合はこちらのほうが細かい分析が可能です。
まずは「Easy」のやり方で完全なロールの型をしっかり掴んで、それを崩さずに「Hard」の条件を満たすことにします。「逆算」がキーワードになりそう。
また、音数を変えずに音量だけクレッシェンドしても効果的ではなかったことから 無意識でやってはいましたがクレッシェンドは音量だけでなく音数も増やしていくということも今回の分析で再認識できました。

長くなったので 続きは次回に