セルフコーチングしてみた 振り返り記録~その④~

 

いよいよ結果とまとめです

 

今回設定した課題

・A「ドラム 意識的にクリックに対しジャスト、もしくは後ろに打点をつくる」

・B「ティンパニロール移動前の波形の隙間を埋める」

・C「長座対前屈で足の指をつかむ(膝はしっかり伸ばしたまま)」

・D「ビジネスフレームワーク20個以上試す」

 

 

この目標に対して課題を行う前(before)はこのくらいの差がありました。

・A「BPM120の64分音符一個分くらい」

・B「移動前の2発分くらい」

・C「約15cm」

・D「15個以上」

 

さてAfterはどうなったのか口笛

 

およそ2週間にわたり色々なトレーニングを試してみた結果を見ていきましょう

やはりProtoolsの波形のスクショを用いるとわかりやすいようです。

 

・A「ドラム 意識的にクリックに対しジャスト、もしくは後ろに打点をつくる」

 

・Before

 

 

・After

 

この課題では「自分のクセを自覚し修正する」トレーニングの継続が最も効果的でした。

前に書いたように本質的なものは変わらないかもしれませんが、かなり意識はするようにはなりました。

波形は上手くいった時のものなので、気を抜くといつでも「Before」の状態になるはず。この上手く言った時の意識はずっと持っていた方がよさそうです。

特にレコーディングで こちらはクリックを聞いて演奏してる、コントロールルームではクリック無しで聞いてる、しかもまだ他の楽器が生楽器に差し代わっていないデモの状態だとシンセ音源の発音の立ち上がりが遅かったりするのもあり

「ちょっと突っ込んで聞こえるのでもう一度お願いします」という注文が多いのですが、そうなった時でもすぐに切り替えて次のテイクでは修正できる。

と言う感じで、臨機応変に使い分けれるようになると良いかなと。 

 

 

・B「ティンパニロール移動前の波形の隙間を埋める」

 

・Before

 

 

・After(理想的な波形)

 

まずは理想のロールの基本形をしっかり作った後に 実際の音楽の中でもう一押し出来るように、移動直前のロールをシステマチックに型にはめるトレーニングを反復練習しました。

結果、時々タイミングはややずれることはあっても、解決直前でもう一押しクレッシェンドを意識的に入れる事ができ、レコーディングなどでおおむね好評です。生音だとちょっとやり過ぎなのかもしれませんが、対マイクの現場だとこれくらいでちょうどいいのかもしれません。

 

さて、ABのトレーニングしているうちに、どうやら僕は1拍目を狙いすぎて突っ込んだり、減衰してしまったりしているのでは?という事に気付きました。

今回の課題には組込まなかったけど「セルフコーチング①」ブログで指摘した「Fill.inの減衰」にも通じるものがあると思い、過去の波形を探してみると

フィルが減衰している時は寧ろ1拍目のタイミングが早く、なんとも尻窄みなTimp.rollのBeforと同じ様な状態になっているのがわかります。

 

 

OKテイクの波形はたっぷりと拍を感じているのでタイミングも良く減衰も見られません。

 

 

 

この事も踏まえ、今回の結論は

「一拍目にフォーカスを当て過ぎない(狙い過ぎない)。逆に4拍目後半をたっぷり感じても良いくらい」

ということのようです。

 

つまり「はみ出すのが怖くて直前でブレーキ踏んでたチキン野郎」だったというわけです。

今後は肝に命じ、改善していくとこが必要ということがわかりました。

 

 

 

・C「長座対前屈で足の指をつかむ(膝はしっかり伸ばしたまま)」

写真は立位対前屈になっちゃいました

Before写真

 

 

After写真

 

 

 

これは専門外なので、何も考えずフィジカルがどのくらい変わるのかの実験も兼ねてトライしました。

「継続する」ということの難しさも体験できました。

 

 

・D「ビジネスフレームワーク20個以上試す」

 

以下のものをどういうものか理解し、軽く自分に当てはめてみたりしました。

 

PDCA

OODA 

GROW 

ECRS

KPT 

マンダラート

MECE 

ロジックツリー

ピラミッドストラクチャー 

3C分析 

4C分析 

SWOT分析

TWOS

STP分析 

マトリクス

コアコンピタンス分析 

オズボーンのチェックリスト 

ジョハリの窓 

PEST分析 

マズローの5段階欲求 

ランチェスターの法則 

AIDMA

パレートの法則

パーセプションマップ 

バリューポートフォリオ 

VRIO分析

PPM 

バランストスコアカード

 

結果としては、すごく使えるものとあんまり意味を感じないものとハッキリ分かれました。

こちらについては別の記事にまとめる予定です。

 

Afterまとめ

・A「意識的に修正することは出来た。本質は変わらないと仮定して臨機応変に使い分けが必要」

・B「理想のティンパニロールに近づくことが出来た。テンポ、タイミングに惑わされないトレーニングの継続が必要」

・C「ストレッチ後には出来た。継続が必要」

・D「28種類を試した。ブログに後日まとめる」

 

となりました。

 

感想

当然一度出来たからといって「はいできた。終わりー」とはなりません。

が、今まで出来なかった事が出来るようになるのはこの年になると貴重な体験です。

「これをやるぞ!」と決めて一定期間集中してトレーニングすることでレベルアップしたことは確実です。

今度はそれを維持することがOODAループであり、平行して別の課題も回していくとなると、やはりキーワードは

「モチベーション」ということになるでしょう。

ただ忙しいとやっぱ怠けちゃいますよね。

今回コーチ役、クライアント役両方でしたが、これはコーチをする事で自分も一緒にスキルアップするだろうな、と強く感じました。

儲かるかどうかは置いといて、やりたいかやりたくないかで言えば「やりたい」

 

 

商品化に向けて

この「打楽器のコーチングサービス」を商品としてどう提供するか。

正直自分の仕事もやりながら複数のクライアントにどこまで対応できるのかと言われると、ちょっと手一杯になりそうな気がします。

かといって、「その期間一人しか見ない」となるといったいいくらに設定したら収入になるのか・・・マンツーマンを突き詰めるとそもそもオンラインじゃ足りないだろう・・・

あとは「継続」が必要なことがわかったので、どのくらいの期間サービスするのかも含め、それこそ今回試したビジネスフレームワークも使いながら具体的に考えてみようと思います。

どちらかというと「向上心あるクライアントの背中をそっと押す」くらいのノリで長く続けれる料金設定の方が現実的かも。

 

とまぁ4回にわたるレポートになってしまいましたがこのようになりましたー

今後はどうなっていくのでしょうか?