あのですね、ドラムのチューニングキーってあるじゃないですか。



あれがないと、ドラムのチューニングはもちろん、セッティングすらままならない場合もある訳で、私の場合は家の鍵と同格、くらいの感覚で常に持ち歩いているんですよね。



がしかし、例えばライブハウスだったり、いわゆる街のレンタルスタジオだったり、の場合はかなり高い確率で、ドラムのそばにそのお店のチューニングキーが置かれています。



で、厳密には、メーカーによって、回しやすいだとか、なんかわかんないけどあの4角にすげえフィットする、とかだったりありますが、私的には基本回ればなんでもいいと思っているので、自分のチューニングキーがあるにもかかわらず、パッと目に入ったチューニングキーをまず使う、と言うことになっちゃうんですよね。




で、結局ね。




久々に履いたズボンのポケットから謎のチューニングキーが出てくるという




あぁしまった、持ってきちゃった、あっそういえばまた行く機会もあるし、その時返そう。




と思っていたのに、結局そのうっかり持ってきたチューニングキーを別のライブハウスに忘れる、という、チューニングキーの運び屋みたいな現象が起こったりする訳です。




さすがに、最近はそんなうっかりさん対策なのか、常設のチューニングキーがなんかカールコード的なクルクルした紐にくくりつけられたりするので、そういうことは無くなりましたが、昔はよくありました。




ほんと、申し訳ない。




いやね、チューニングキーって、例えばドラムセットを購入した時なんかは、全てのキット一点一点についてきたりもしまして、家中チューニングキーだらけ、というチューニングキーバブルな時期もあったりするんですが、いつの間にかあんなにあったチューニングキーが綺麗さっぱり消えていたりするんですよね。




なので、各ライブハウスやレンタルスタジオに「チューニングキーご自由にお取りください」的なボックスが設置され、チューニングキーバブルなドラマーは積極的にそのボックスにキーを置いていき、チューニングキー難民の方は気軽に持って帰れる、というウィンウィンな世の中になればいいな、と心から願っております。




いや、ひょっとしたら、ドラムのチューニングって何?と思われる奥様とかいらっしゃるかもしれませんが、これがとても奥深い世界なんですよね。




先日、鶴谷さんのドラムのチューニング風景をさりげなくチェックしましたが、キーを回す、という作業だけで明らかにお店のセットがどんどんいい音になるのを改めて目の当たりにしまして。




チューニングキーがあるうちに私も勉強しなきゃな、と思いました。




これも、行きたいなあ。すげえ組み合わせ。




http://grapefruit-moon.com/2021/02/04/9060/





という訳で、現在所在不明のチューニングキーが2つ我が家に保管されていますので、心当たりのあるライブハウス、レンタルスタジオ、もしくは最近チューニングキー不足というドラムの方は連絡ください。





では、素敵な週末を。そして素敵なチューニングを。




*次の更新は来週半ば、の予定です。ちょっと空けますすいません。