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Drummer / Drum Instructorの K-FUNK a.k.a. 本間克範の日記です。 コメント宜しくお願いします。
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一応ワタクシ、
ドラム講師なる仕事をしております。

先生、なんて呼ばれます。

「先生」ってのも、
おっかない呼び名です。


そんなワタクシが思う、レッスンの在り方のお話です。




20年間レッスンに通ってくれた
生徒さんがいらっしゃいました。

しかしお勤めの状況が変わったり
生活の基盤が変わったり
コロナがあったりして、
残念ながら退会されました

20歳で習い始め、退会時は40歳。

時間の重みを感じます。


その生徒さん、
「拍」の概念が捉え切れず、
説明通りの演奏をする事がなかなか上手くいきませんでした。

結局、
8ビートをレッスンする事10年以上。
あくまで、基本的なリズムの練習です。

バスドラムのパターンを変えたり、
フィルインを入れたり、
シンコペーションを加えたり。

こちらとしては、
「お月謝を頂いている以上ちゃんと伝えねば」
という気持ちがあるし、
伝わらないのは自分の責任とも思いました。

しかし、うまく伝わらないまま年月は経過。
レッスンのほとんどの時間を考え方の説明に費やす事も。
最後が説明で終わるレッスンは、
正直お互いにモヤモヤしたものを残して帰ったものです。

それでも彼は、
辞めずに通ってくれました。



上手くいっていないのは彼も分かっている。
悔しい気持ちも抱えていたはず。

それでも辞めずに通ってくれる。


しかし辞めなかったのは、
ワタクシのレッスンがどうこうではなく、
ドラムが好きだったから。
日常から離れられるから。


結局、
「ここまでできなければいけない」
「こうしなければいけない」
は、
必ずしもその彼が欲する部分ではなかったのです。


そんな中彼は、
バンドを組んでライブもコンスタントにやっていました。

彼は彼のドラムライフを楽しんでいたのです。


「これを教えなければ」

は、

「教える側のエゴ」だと思ったのです。




これが例えば、
プロを目指す、或いはそれなりの演奏料(チャージバック)を
毎回受け取るとなったら話は別だと思っています。


ミュージックチャージ、チケット代は
出演者に対してお客様が支払う「対価」の前払いです。
「前払いで対価を支払ってくれる」なんて特別な事です。

そうなれば出演する側にも
ある程度の責任が生じるというものです。

そんな生徒さんにはワタクシが思うなりの
完成度を伝授しなければならないと思います。


「楽しみたい」

それは自由です。
しかしそこに、
「なにがしかの対価を得る」
という事象が伴う場合は、
「楽しい」だけではいけないと思います。



「求められるものを提供する」

これも我々「講師」と呼ばれる立場が
ここの生徒さんに対して考えなければいけない事だと思っています。



追記;
全国展開の大手楽器店が運営する音楽教室の
所属講師として仕事をしており、
月謝の金額もそれなりにお安くない、
それだけに、
一人一人の生徒さんにマッチした
細やかなレッスン計画が必要になると思っております。




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