大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を家族で見る。
 

息子、全く興味示さずw

思い起こせば、子供の頃は家族で大河ドラマを見ていたものです。
 

「独眼竜政宗」梵天丸もかくありたいhttps://youtu.be/1atiXWyFmWw
「太平記」ラストの高島政伸さんと真田広之さんの毒盛りシーンhttps://youtu.be/RwejZtcagEU
 

などの名シーンは今でも憶えています。
(高嶋政伸さんと二人で朗読劇をやった時にこのシーンについて話させてもらいましたが、やはりこのシーンは特別だったというような事をおっしゃってましたね)

そんな子供時代の僕にとって歴史上のヒーローは

  

   「源九郎判官義経」

小学校4年か5年の夏休みの自由研究が「源義経」で、当時としてはかなり真剣に調べた記憶があります。
 

でっかい模造紙に年表書いたり、ジャンプ力を鍛えるために日々成長する庭の草木を飛び越えた というエピソードを真似してやったり(夏で雑草の成長がすさまじく数日で飛べなくなった笑)「義経記」「吾妻鏡」などを読み、当時10歳くらいだったから史実と後に手を加えられたエピソードの区別もつかなかったのもあり、多くの日本人の例に漏れず典型的な「判官贔屓」で、

「梶原景時のおっさんが憎い!」

「頼朝も藤原泰衡もひどい!」

みたいな感想を原稿用紙に何枚も書きました。

そのままの記憶で大人になり、ネットでなんでも簡単に調べられる世の中になってみると、どうやら義経は「悲劇のヒーロー」というわけでなく、戦においては天才的なセンスを発揮するけど 政治、人付き合いは全く無頓着でKYなやつだった?(ついでに美男子ではなくチビの出っ歯?)説もあることはうっすらと知ってはいましたが 認めるのは嫌だな と思っていたら、今回の大河ですよ。

僕は三谷映画、舞台にいくつか参加しているので勝手に自分のことを「三谷組」だと思ってるんですけど・・・(新撰組!と清洲会議にはチラッと出演も)
三谷さんの描く 菅田将暉さん演じる義経の立ち振舞いや、憎たらしかった梶原景時(中村獅童さん)が切れ物で格好良い感じからして、子供の頃の僕の自由研究を良くも悪くも裏切ってくれるんだろうなぁ…そして今後の世間一般の義経のイメージも変わって行くのだろうなぁ… と、恐竜に羽毛が生えてた事実と同じように新たな解釈を受け入れたくない複雑な心境を抱きながらも楽しみにしています。
(2005年の大河「義経(タッキー版)」は割と僕のイメージに、というか多くの義経ファンのイメージに近い演出だった。)1979年の「草燃える」も見てみたい。

それにしても源義経ほどドラマチックなエピソードを持つ歴史上の人物はいませんよ(真偽はともかく)
参加した三谷さんのミュージカル「日本の歴史」では「腰越状」のシーンで兄弟のすれ違う切なさをシリアスに描いていて(頼朝は中井貴一さん、義経は香取慎吾さん)、その時「義経でミュージカル1本作れるのでは・・・」と思ってから密かに妄想を膨らませていました・・・。
牛若丸から果てはチンギス・ハン説までネタには困らないし、日本人は悲劇系のミュージカル好きじゃんw 
最愛の兄であり最大の敵になる頼朝、ヒールの景時、ヒロインの静、そして弁慶と登場人物も魅力的なプリンシパルになりそう。



以下はくだらない妄想ですので興味のない方は無駄な時間を費やすことになりますw



 ミュージカル「Krou Hougan」

   〜第一幕〜
 

M1「Overture」(大河ドラマ的な)
一場
【京都 平家がブイブイ言わせている世の中】
M2「平家にあらずんば人にあらず」(ズンバダンスを取り入れる)
父・源義朝が殺され、幼い子供3人を連れて逃げる母・常磐御前(宝塚元トップ )
M3「祇園精舎の鐘の声」アンサンブル合唱

牛若丸(子役)登場
常盤御前との別れ
M4「子どもたちのために」常磐ソロ

二場
【鞍馬山】天狗に育てられ剣術を磨く
「鬼滅の刃」的な修行シーン 
M5「遮那王」天狗アンサンブルとのアクションダンスナンバー 

三場
【五条大橋】
武蔵坊弁慶登場
M6「1000本目の刀」弁慶ソロ(ジャンバルジャンとかやってそうな役者)
横笛ソロ(リード奏者持ち替え)、フライングで弁慶に勝ち仲間に。
弁慶の泣き所 弁慶がな

四場
【奥州平泉へ】
元服(子役から主演人気俳優にスイッチ)
M7「九郎義経」義経ソロ 

藤原秀衡(ベテラン俳優 後白河上皇と二役?)に可愛がられ幸せな日々
伊勢三郎、佐藤兄弟など家来も増え 藤原泰衡(ダメ男キャラ)と友情も芽生える(後の伏線)

五場
【一方、関東では】
兄・源頼朝(シュッとした背の高い元四季 )は鎌倉で平家打倒を掲げる
M8「いざ、鎌倉」頼朝ソロ 
頼朝出陣の知らせを受け、義経一行も鎌倉へ発つ
M9「いざ、鎌倉リプライズ」
梶原景時(強面のバリトン)も登場している

六場
 【黄瀬川】
頼朝と義経涙の対面 
M10「兄弟の絆」頼朝&義経デュエット 

七場
【京都 4人の御前】
宇治川の戦いで木曽義仲を討つ 巴御前(ダンサー系女性アンサンブル)の見せ場も少しあり

白拍子 静御前(元娘役トップor旬の芸能人)の舞 M11 
義経一目惚れ ウエストサイドストーリーの体育館的な出会い  

正妻・郷御前(若手演技派女優)との結婚話も進む 

常磐御前も義経の無事を願っている

八場
M12【源平合戦】
『一ノ谷の戦い』「鵯越の逆落とし」ライオンキングのスタンピード的演出
『屋島の戦い』 「弓流し」「那須与一(事務所のバーター)による扇の的」 
『壇ノ浦の戦い』 八艘飛び(フライング)戦いを急ぎ 三種の神器のひとつ宝剣を紛失 安徳天皇入水 
(源範頼、景時らを差し置いて独断で行動するシーンも織り交ぜながら)

【平家滅亡】「奢れるものも久しからず」
M13「1185」1幕ラストによくある重唱
義経「兄上やりました!」
頼朝「ついに源氏の世の中が」
梶原景時「奴は危険すぎる」
静&郷&弁慶「何があってもお供します」
後白河法皇「利用するのみ」

大団円の中、不穏な影を落とし一幕終わり

     

      休憩20分

    

 

     ~第2幕~


M14「Entr'act」(すぐ終わる)

一場【鎌倉へ凱旋】
朝廷から官位を受け意気揚々の義経一行
M15「鎌倉リプライズ」

M 16「讒言」梶原景時が頼朝に対し義経は敵だと訴えるソロ

二場
M17【腰越状】「ミュージカル日本の歴史」そのまま(リンクの写真)
https://hochi.news/articles/20210706-OHT1T51202.html?page=1

頼朝と義経のデュエットだが離れている 
「兄上に会いたい」「許すわけにはいかない」

三場
【京都】頼朝の刺客・土佐坊昌俊の乱 
M18「兄との訣別」義経怒りのソロ
追われる身に

四場
【吉野山】
M19「静との別れ」 義経&静御前デュエット

郷御前「私と娘はお供します」
義経一行は山伏に扮し奥州平泉を目指す 
静は捉えられ鎌倉へ送られる

五場
【鶴岡八幡宮】
頼朝の面前で静御前の舞い M20「しづやしづ・・・」
頼朝 複雑な表情

六場
安宅の関【勧進帳】
M21「弁慶の大芝居」 
勧進帳を読む 義経を叩く 
冨樫左衛門見逃す
 
七場
【平泉】 
頼りの 藤原秀衡死去 M22「遺言」「義経を守れ」
しかし藤原泰衡は頼朝の圧力に屈し裏切る

八場
【衣川館】泰衡軍に攻め込まれた義経と郎党 もはやこれまで
M23弁慶の立ち往生
郷御前と義経のM24愛のデュエット〜自害

九場
【義経死後】
頼朝M24「許せ弟よ」〜頼朝死去
天国で頼朝と義経が仲良くしている
M25「夏草や 兵共が 夢の跡」

十場【モンゴル】
義経役がチンギス・ハンとして活躍しているシーン 
 

 

    END

M26 Bows

アンサンブルに続いて
牛若丸 藤原泰衡 郷御前 常盤御前 藤原秀衡&後白河上皇 梶原景時 武蔵坊弁慶 静御前 源頼朝 源義経 の順でカーテンコール 

M27 Exit

 

 

 

ここまで読み進んだ人はミュージカル好きか歴史好きでしょう

今スケジュールが立て込んでいる時期なのにも関わらず(だからこそ?)
こんなブログを書いているのはきっと現実逃避なんでしょうね。
おかげで謎の達成感あり 自己満足しております。

配役も妄想して楽しんでいます。

大河はタッキーだったけどミュージカルだと◯ッキーかな・・・

しかし俺は平家には全く興味がないんだなw