演奏機会すら失われてしまったこの2年。ダンスとの創作も久しぶりです。
込み上げてくる思いは、≪今、そこに存在していること≫
3日間通じてソロライブと同じく森をテーマにしていますが、特に3月4日と5日(昼)のダンス・パフォーマンスとの「ダイナミズム」はもりもりしてます(笑)
通常、作品性に重きを置くと音楽は再現性を基に演奏することになります。
実はこのような世界になる前にダンスとのパフォーマンスをヨーロッパに持ち込んだ時、制約の多い空間やいつも通りにいかない現場を「今日の場」として楽しみながら踊ろうとダンサーに伝えたことがあります。
そのためにはどのように作っていくべきか。私はジャズのようにテーマ(決まった振付)とソロ(自由)で展開するような構成ができたらと思い続けていました。
音がダンサーの身体にダイレクトに響き、その動きを感じ取りながら演奏すること。
スコアでは表せないやり取りは演奏者にとってもスリリングですし、生演奏の魅力が格段に増します。
スコアに「ダンサーが疲れている場合はゆっくり」とか書かれてたら笑えるね(めちゃ気を遣うやん)。
私は以前からダンサーの動きを「踊るスコア」と呼んでいましたが、今回はそれをより感じられたらと思っています。
もちろん、終始即興ということではありません。
今回、初めてダンスの振付をお願いする宝満直也さんにもライブ感を大切にしたいことと、何が起きるか分からない今、生音を感じながら新しい身体言語を獲得していくようなパフォーマンスにしたいとオファーしました。
また、宝満さんは事前に振り付けを用意してスタジオ入りするのではなく、その場で少しずつダンサーを動かしながら振りを作っていきます。
そのスタイルはヨーロッパで出会った振付家やカンパニーと同じで、私も学ぶべきところが多く実に楽しいです。
宝満さんには何度もスタジオ入りしていただき、ダンサーもめちゃ大変ですけど。
さらにザ・トリオもそうですが、お客さんは私たちを囲むようにしてご覧になるので臨場感が半端ないです。
ご覧になる角度によって見え方、いや、内容が全く違うものになるかも知れません。
私達にとって鰍ッ外のない時空になると思います。
ご予約は特設サイトにてお早めに!
https://leoeto.com/dynamism2022/
5年前に同じ会場「晴れたら空に豆まいて」で行われたステージ。奥が本来のステージ。
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