2019年3月11日 | 宮城県産ドラマー、石川洋のブログ。

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宮城出身、都内中心、全国で活動中のドラマー、石川洋のブログです。ライブサポート、レコーディング、ドラムレッスン等行っています。

なんやかんやと時間が過ぎて、危なく元号を跨ぐところでした。

 

 

8年目の今年も3月11日は宮城で過ごしました。

 

 

 

年始に南三陸のばあちゃんが亡くなってしまったので、いつも寄っていた老人ホームにも寄ることが無くなってしまいました。

 

ばあちゃん世代の人たちはチリ地震の津波も経験しているので、そういう世代がどんどん減ってしまうけど、大震災の事と合わせて昔からの話を語り継いでいって欲しいなぁと思います。

 

親戚達とはばあちゃんの葬式で年始にも会ったので、いつも通り世間話。

 

 

 

 

今年は珍しく雨でした。

 

防災庁舎の近くに献花台があったのですが、盛り土の影響か、今年はさんさん商店街の隣に献花台が移動していました。

 

 

 

 

 

去年かな?三陸道が繋がったので、実家から移動する時に峠道を通らなくて良くなった分、多少時間も短縮されましたし、何より冬はくねくねの峠が凍ってたりすることもあるので気分的にも安心になりました。

 

三陸道や国道に関しては大分復旧というか新しくはなってきている感じはするのですが、やっぱり街や暮らしはまだまだ時間がかかるなぁと思いました。

 

震災関連のニュースでもやっていたし、生徒に聞かれて思い出したのもあるんだけど、家が無くなったり、全壊もしくは半壊したり、被害の程度によって義援金の分配というのはそれぞれ違うんですね。

 

で、自分の実家の経験や周りから聞いている話から知る限りでは、分配された義援金というのは、家の新築や修理に必要な金額には到底足りないんです。

 

義援金というのはみなさんからの募金なので、そもそもその金額が全体の被害額より少なければ、足りなくて当然なのですが、その総額が問題ではなく、果たしてそれが一体どこにどんな風にいくら使われたのかが、結局の所よく分からないよなぁと。

 

気になって少し調べたら、もうほぼ全部配布しきっているようです。

 

http://www.bousai.go.jp/2011daishinsai/gienkin.html

 

しかし、高齢の方も多い東北ですので、家を建てる、修理するのに足りない金額を自分で捻出できるかと言われたら、難しいケースも多いと思いますし、実際ニュースでもそういったことが原因で欝になった方のケースを放送していたりしました。

 

そんな話はきっと沢山あると思います。

 

みなさんの善意の義援金がきちんと配布されて底を着いたんだとしたら、そこから先の補助や何かしらの制度は国、自治体が率先して行動していくべきだと思うんですが、放射能の汚染土の放置問題と同様に、国側が責任を取るという話は一切聞きません。

 

なんとも残念な国だなぁと思うのですが、オリンピックに使うお金はあるというんだから、不思議ですね。

 

かと言って、自分に何ができる訳でもないのがまたアレなんですが、少なくとも少しでもそういった責任を取ろう、協力しようという姿勢の見える政治家を選んで行かねばですね。

 

ここから先は、被災者の方々のそういった物理的な面も、心の面でもケアが必要な時期なのかなと思います。

 

 

引き続き、個人では無に近い微力でも、集まれば少しの力にはなると信じ、行動して生きていこうと思います。

 

 

過去の記事も読んだことが無い方はお時間ある時に是非読んでみて頂ければと思います。

 

 

 

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それでは!