久しぶりすぎて急に書き始めてどうした?くらいな感じになってると思いますが。

間が空きすぎてるんで自己紹介からします。

田中陽です。ドラマーです。
アーティストサポートを主としています。

以前書いたと思うのですが、2015年までバンドをやっていました。
スリーピースギターロックのバンドで、演奏からコーラスも3人で全てこなしていましたので、自由度がある反面やるべき事が多かったです。
でもシークエンス音源(同期)を使ってこなかったので、リズム的にもとてもバンドの一体感に満ちたサウンドになっていたと思います。

そもそもシークエンス音源(同期)とは?
ステージ上で鳴っている以外の楽器の音、コーラス、主旋律などをクリックに合わせて演奏と同期して聴かせる為の音源です。

例えばCDではギターが3本重ねてある曲を一人のギタリストがライブで演奏する時、一本は演奏して他2本は同期から鳴っている。
メインボーカル以外のコーラスやダブルの旋律は同期から。
生ドラム以外のパーカッションやデジタルなキックやハットは同期から。
オーケストラやブラスセクションを同期から。などなど。

となるわけです。
この辺りの取捨選択(どのフレーズを弾いてどこを同期で補うか)は、ディレクターやアレンジャーの指示のもとマニピュレーターとの擦り合わせで自分の演奏パートが変わってきます。

そしてここからがドラマーとして同期と向き合う上でとても大事に感じている事です。

それは、ステージ上での誰がどの様に同期を聴いているか把握して演奏する事。

どういうこと?
と思われるかもしれませんが、とてもシンプルな事です。

同期がある現場では、ドラマーは絶対に同期とクリックを聞きながら演奏します。
何故ならばそうしないと生演奏とオケがずれてしまうからです。これは容易に想像がつきます。
またざっくりと言うと、同期と演奏を合わせることは、クリックと自分の演奏をタイトにかつ音楽的に合わせるスキルであると言うこともできます。

ではドラマー以外のステージ上のメンバーは?
バンドメンバーは?ボーカリストは?

これまで僕はサポートドラマーとして、大きく分けると以下の四つのパターンを経験してきました。

1. ドラマー、バンドメンバー、アーティスト(ボーカリスト)全員が同期(クリック)を聞いている

2. ドラマー、バンドメンバーはクリックを聞いているがアーティスト(ボーカリスト)は聞いていない。

3. ドラマーだけがクリックを聞いていて、他のメンバーは聞いていない。

4. ドラマー含め全員がクリックを聞いていない

書いててややこしいんですが、イメージ付きますでしょうか。。

4は、前述したスリーピースバンドの状態です。クリックを聞いてないから自由なのです。
お互いがお互いに合わせる。とても音楽的です。
でも自由だから、シークエンスも入れられないし、全てが人力なのです。
クラシックスタイルです。

では1〜3について、僕が感じたことを書いていきましょう。

そして、長くなりましたので、続きは明日。
すみません。眠くて限界です。
またあしたよろしくお願い致します、、